【簡単Excelマクロ・VBA】セルへの値の入力/セルの値を取得|セルの基本操作 #001
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ノンプログラマー向け「Excelマクロ・VBA解説シリーズ」へようこそ。
本稿では、セルの基本操作のうち、「セルへの値の入力」と「セルの値を取得」を解説いたします。
ことばの意味
- セル
プログラミングを主な仕事にしていない人たちのことです。 - ノンプログラマー
プログラミングを主な業務としていない人です。 - マクロ
VBAを使って作成される「機能」のことです。 - VBA
Visusal Basic for Application の略で、プログラミング言語のことです。
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VBAにおける「セルの基本操作」の全体像
マクロを作成するにあたり、セルの操作は何かと必要になります。セルの基本操作の全体像は以下の記事で解説しております。
本稿では、セルの基本操作の一部である「セルへの値の入力」と「セルの値を取得」を解説いたします。
VBAで「セルへの値の入力/セルの値を取得」を行う方法
セルへの値の入力
セルに値を入力するには、以下のように記述します。
' Cells(1, 1)に "1" を入力する
ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Cells(1, 1).Value = 1
このコードでは、ThisWorkbook ~ Cells(1, 1) というオブジェクトの Value というプロパティを "1" に設定しています。
ことばの意味
- オブジェクト
VBAで操作する対象のことです。 - プロパティ
オブジェクトの属性のことです。オブジェクトの状態を制御したり、情報を取得したりするために使用されます。
実際にコーディングする際は、オブジェクトの部分を実際に操作したい対象に置き換えてください。
上記のコードを実行すると、以下の結果が出力されます。
尚、Cells(1, 1)
とは以下の場所を表します。
Cellsの構文は、Cells(行番号, 列番号)となっています。行番号は縦方向の番号、列番号は横方向の番号を表します。
例えば、Cells(2, 1)
であれば、以下の場所を表します。
以上で「セルへの値の入力」の解説は終了です。ありがとうございました。
セルの値を取得
セルの値を取得するには、以下のように記述します。
' Cells(1, 1)の値を取得する
Debug.Print ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Cells(1, 1).Value
このコードでは、Debug.Print
というステートメント使って、Cells(1, 1)
に入力されている情報をイミディエイトウインドウ(=デバッグウインドウ)に表示しています。Cells(1, 1)には、"1" が入力されている前提とします。
ことばの意味
- ステートメント
VBAの中で何らかの固有の働きをすることを定義したものの呼称です。VBAには、Ifステートメント、For...Nextステートメント、Withステートメント、Subステートメントなど、様々なステートメントがあります。例えば、Subステートメントは、コードの始まりを定義するステートメントです。
尚、イミディエイトウィンドウとは、コードの動作を確認するために、変数に格納されている値を表示したり、式の計算結果を表示したりする確認用のウィンドウです。
イミディエイトウィンドウは、エディタ(VBE、Visual Basic Editor)の「表示」→「イミディエイトウィンドウ」から表示できます。
変数に値を格納して表示する場合は、以下のようになります。
' 変数を宣言
Dim cell_value As Long
' 変数に値を代入
cell_value = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Cells(1, 1).Value
' イミディエイトウィンドウに値を出力
Debug.Print cell_Value
参考にMsgbox 関数を使用して、メッセージボックスに値を表示する場合のコードも例示します。
ことばの意味
- 関数
特定の処理をまとめたもののことです。入力値を受け取り、それに基づいた結果を出力します。
' Cells(1, 1)の値を取得する
MsgBox ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Cells(1, 1).Value
以上で「セルの値を取得」の解説は終了です。ありがとうございました。
おわりに
ご覧いただきありがとうございました。
今回の記事では、セルの基本操作のうち、「セルへの値の入力」と「セルの値を取得」を解説いたしました。
お問い合わせやご要望等ございましたら、「お問い合わせ/ご要望」またはコメントにて、ご連絡いただければ幸いでございます。
少しでも皆様の人生に変化をもたらすきっかけとなれば幸いでございます。
筆者の記事関連経験
- VBA使用経験約20年
実務に使用するマクロを多数作成してきました。 - Python 3 エンジニア認定基礎試験
経済産業省が定めたガイドライン「ITスキル標準(ITSS)」に掲載されている民間資格です。
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