【簡単Excelマクロ・VBA】セル、行、列の削除|セルの基本操作 #010

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運営者・ポテ

いつもありがとうございます。

ノンプログラマー向け「Excelマクロ・VBA解説シリーズ」へようこそ。

今回の記事では、セルの基本操作のうち「セル、行、列の削除」を解説いたします。

ことばの意味

  • ノンプログラマー
    プログラミングを主な仕事にしていない人たちのことです。
  • マクロ
    VBAを使って作成される「機能」のことです。
  • VBA
    Visusal Basic for Application の略で、プログラミング言語のことです。
  • ステートメント
    VBAの中で何らかの固有の働きをするものを定義したものの呼称です。VBAには、Ifステートメント、For...Next ステートメント、Withステートメント、Sub ステートメントなど、様々なステートメントがあります。例えば、Subステートメントは、コードの始まりを定義するステートメントです。


VBAにおける「セルの基本操作」の全体像

マクロを作成するにあたり、セルの操作は何かと必要になります。セルの基本操作の全体像は以下の記事で解説しております。

本稿では、セルの基本操作の一部である「セルの削除」を解説いたします。合わせて、行、列の削除も解説いたします。

VBAで「セル、行、列の削除」を行う方法

セルの削除

セルの削除を行うには、以下のようにコードを記述します。

ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Cells(2, 2).Delete Shift:=xlUp

Range オブジェクトに対して Delete メソッドを使いセルを削除しています。Shift は引数です。Shift:=xlUp に設定すると、セルを削除し上に詰めます。

ことばの意味

  1. オブジェックト
    VBAで操作する対象のことです。
  2. メソッド
    オブジェクトを操作するための命令文のことです。
  3. 引数
    メソッドや関数、プログラムを制御するために渡す値やオブジェクトのことです。

Shift:= の値に xlToLeft を設定すると左詰めになります。

ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Cells(2, 2).Delete Shift:=xltoLeft
運営者・ポテ

以上で、「セルの削除」の解説は終了です。ありがとうございました。

行、列の削除

を削除するには以下のようにコードを記述します。

ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Rows(2).Delete

Cells ではなく Rows をオブジェクトに指定し、Delete メソッドを使っています。Rows は列を意味します。

を削除するには以下のようにコードを記述します。

ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Columns(2).Delete

Columns をオブジェクトに指定し、Delete をメソッドを使っています。Columns は行を意味します。

運営者・ポテ

以上で、「行、列の削除」の解説は終了です。ありがとうございました。

おわりに

運営者・ポテ

ご覧いただきありがとうございました。

今回の記事では、セルの基本操作のうち「セル、行、列の削除」を解説いたしました。

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筆者の記事関連経験

  • VBA使用経験約20年
    実務に使用するマクロを多数作成してきました。
  • Python 3 エンジニア認定基礎試験
    経済産業省が定めたガイドライン「ITスキル標準(ITSS)」に掲載されている民間資格です。

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