【簡単Excelマクロ・VBA】新規ファイル(ワークブック)の作成方法|ファイル操作 #001

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運営者・ポテ

いつもありがとうございます。

ノンプログラマー向け「Excelマクロ・VBA解説シリーズ」へようこそ。

本稿では、「新規ファイル(ワークブック)を作成する方法」を解説いたします。とてもシンプルなコードです。


ことばの意味

  • ノンプログラマー
    プログラミングを主な仕事にしていない人たちのことです。
  • マクロ
    VBAを使って作成される「機能」のことです。
  • VBA
    Visusal Basic for Application の略で、プログラミング言語のことです。
  • ワークブック
    Excelファイルのことです。

VBAにおけるファイル操作の全体像

VBAにおける「ファイル操作」の全体像は以下の記事で解説しております。

本稿では「ファイル操作」の一部である「新規ファイル(ワークブック)の作成方法」を解説いたします。

VBAで新規ファイル(ワークブック)を作成する方法

新規ファイル(ワークブック)を作成するコードを以下に示します。

Sub sample1()

' 新規ワークブックの作成
Workbooks.Add

End Sub

これを実行すると以下のようなファイル(ワークブック)が立ち上がります。

これで終わりなのですが、あまりにあっけないですね・・・。

これでは申し訳ないので、もう少し続けます。

実際の場面では新規にファイル(ワークブック)を作成するだけで終わるマクロは少なく、作成したファイル(ワークブック)に何かしらの操作を加えるでしょう。

作成したファイル(ワークブック)に何らかの操作を加えるためには、まず作成したファイル(ワークブック)をオブジェクト変数として取得しておくのが通常です。

新規にファイル(ワークブック)を作成し、それをオブジェクト変数として取得するには以下のようにコードを記述します。

' 変数宣言
Dim new_wb As Workbook


' 新規ワークブックを作成すると同時にオブジェクト変数として取得する
Set new_wb = Workbooks.Add

これで、オブジェクト変数 new_wb(つまり、新規に作成した新規ファイル) に対して、命令していくことが出来るようになりました。

例として、new_wb のシートにコメントを入力し、デスクトップに保存するコードを実装してみましょう。各行のコードの意味はコードの上の行に記載したコメントをご参照ください。

Sub sample2()

' 変数宣言
Dim new_wb As Workbook


' 新規ワークブックを作成すると同時にオブジェクト変数として取得する
Set new_wb = Workbooks.Add


' セルにコメントを入力する
new_wb.Worksheets(1).Cells(1, 1) = "これはマクロで作成した新規ワークブックです。"


' 新規ワークブックをデスクトップに保存する
new_wb.SaveAs Environ("USERPROFILE") & "\Desktop\new_wb.xlsx"


' 新規ワークブックを閉じる
new_wb.Close


End Sub

これを実行すると、以下のようなファイルがデスクトップに保存されます。

デスクトップに保存されたファイル
マクロ実行結果

このファイルを開いてみましょう。

コードの中で命令した通りにコメントが入力されています。

運営者・ポテ

以上で、新規ワークブックを作成する方法の解説は終わりです。ありがとうございました。

おわりに

運営者・ポテ

ご覧いただきありがとうございました。

本稿では、「ファイル操作」の中の「新規ファイル(ワークブック)の作成」を解説いたしました。

お問い合わせやご要望等ございましたら、「お問い合わせ/ご要望」またはコメントにて、ご連絡いただければ幸いでございます。

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筆者の記事関連経験

  • VBA使用経験約20年
    実務に使用するマクロを多数作成してきました。
  • Python 3 エンジニア認定基礎試験
    経済産業省が定めたガイドライン「ITスキル標準(ITSS)」に掲載されている民間資格です。

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