【簡単Excelマクロ・VBA】セル、行、列の挿入|セルの基本操作 #011
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ノンプログラマー向け「Excelマクロ・VBA解説シリーズ」へようこそ。
本稿ではセルの基本操作のうち「セル、行、列の挿入」を解説いたします。
ことばの意味
- セル
ワークシートのひとつひとつのマス目のことです。 - ノンプログラマー
プログラミングを主な仕事にしていない人たちのことです。 - マクロ
VBAを使って作成される「機能」のことです。 - VBA
Visusal Basic for Application の略で、プログラミング言語のことです。
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VBAにおける「セルの基本操作」の全体像
マクロを作成するにあたり、セルの操作は何かと必要になります。セルの基本操作の全体像は以下の記事で解説しております。
本稿では、セルの基本操作の一部である「セルの挿入」を解説いたします。合わせて、行、列の挿入も解説いたします。
VBAで「セル、行、列の挿入」を行う方法
セルの挿入
セルの挿入を行うには、以下のようにコードを記述します。
ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Cells(2, 2).Insert Shift:=xlDown
Rangeオブジェクト(Cells)に対して、Insert メソッドを使いセルを挿入しています。Shift は引数です。Shift:=xlDown に設定すると、新規のセルを挿入後、元のセルを下方向に押し出します。
Shift:= の値に xlToRight を設定すると、元のセルを右方向に押し出します。
ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Cells(2, 2).Insert Shift:=xlToRight
ことばの意味
- オブジェックト
VBAで操作する対象のことです。 - メソッド
オブジェクトを操作するための命令文のことです。 - 引数
メソッドや関数、プログラムを制御するために渡す値やオブジェクトのことです。
行、列の挿入
列を挿入するには以下のように記述します。
ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Rows(2).Insert
Cells ではなく Rows をオブジェクトに指定し、Insert メソッドを使っています。Rows は列を意味します。
行を削除するには以下のようにコードを記述します。
ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1").Columns(2).Insert
Columns をオブジェクトに指定し、Insert メソッドを使っています。Columns は行を意味します。
おわりに
ご覧いただきありがとうございました。
今回の記事では、セルの基本操作のうち「セル、行、列の挿入」を解説いたしました。
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筆者の記事関連経験
- VBA使用経験約20年
実務に使用するマクロを多数作成してきました。 - Python 3 エンジニア認定基礎試験
経済産業省が定めたガイドライン「ITスキル標準(ITSS)」に掲載されている民間資格です。
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