【簡単Excelマクロ・VBA】ファイル(ワークブック)を閉じる方法|Close/SaveAs|ファイル操作 #004
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ノンプログラマー向け「Excelマクロ・VBA解説シリーズ」へようこそ。
本稿では、ファイル(ワークブック)を閉じる方法を解説いたします。
ことばの意味
- ノンプログラマー
プログラミングを主な仕事にしていない人たちのことです。 - マクロ
VBAを使って作成される「機能」のことです。 - VBA
Visusal Basic for Application の略で、プログラミング言語のことです。 - ワークブック
Excelファイルのことです。
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VBAにおけるファイル操作の全体像
VBAにおける「ファイル操作」の全体像は以下の記事で解説しております。
本稿では「ファイル操作」の一部である「ファイル(ワークブック)を閉じる方法」を解説いたします。
VBAでファイル(ワークブック)を閉じる方法
開いたファイルを閉じる方法
開いたファイル(ワークブック)を閉じる構文を以下に示します。
ことばの意味
- 構文
プログラミング言語の文法のことです。
Workbooks(Filename).Close
Filename は対象ファイルのフルパスです。
Closeメソッド には引数 SaveChanges が指定できます。
ことばの意味
- メソッド
オブジェクトを操作するための命令文のことです。 - 引数
メソッドや関数、プログラムを制御するために渡す値やオブジェクトのことです。
SaveChanges
は、変更した内容を保存するかしないかの指定です。
変更を保存しないで閉じる場合には以下のように記述します。
Workbooks(Filename).Close SaveChanges:=False
変更を保存して閉じる場合には以下のように記述します。
Workbooks(Filename).Close SaveChanges:=True
実際のコードの実装例を以下に示します。
Sub Sample()
' 変数宣言
Dim wb As Workbook
Dim fp As String
' ファイルを開く
fp = ThisWorkbook.Path & "\your_book.xlsx"
Set wb = Workbooks.Open(fp)
' ここに行いたい操作を書いてください
Application.Wait (Now + TimeValue("0:00:01")) ' 例として1秒マクロを停止するコードを書きます
' ファイルを閉じる
wb.Close SaveChanges:=False
End Sub
開いたファイルを別名で保存して閉じる方法
開いたファイルを別名で保存して閉じる構文を以下に示します。
' 別名で保存
Workbooks(Filename).SaveAs Filename:="新しいファイル名"
' ファイルを閉じる
Workbooks(New_Filename).Close SaveChanges:=True
New_Filename
は、別名で保存するファイルのフルパスです。
実際のコードの実装例を以下に示します。
Sub Sample2()
' 変数宣言
Dim wb As Workbook
Dim fp As String
Dim new_fp As String
' ファイルを開く
fp = ThisWorkbook.Path & "\your_book.xlsx"
Set wb = Workbooks.Open(fp)
' ここに行いたい操作を書いてください
Application.Wait (Now + TimeValue("0:00:01")) ' 例として1秒マクロを停止するコードを書きます
' ファイルを別名で保存して閉じる
new_fp = wb.Path & "\new_book.xlsx"
wb.SaveAs Filename:=new_fp ' 別名で保存
wb.Close SaveChanges:=True ' 変更内容を保存して閉じる
End Sub
このコードを実行すると、上図のようにマクロを記録しているファイルと同じ階層に "new_book.xlsx" が保存されます。
おわりに
ご覧いただきありがとうございました。
本稿では、「ファイル操作」の中の「ファイル(ワークブック)を閉じる方法」を解説いたしました。
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筆者の記事関連経験
- VBA使用経験約20年
実務に使用するマクロを多数作成してきました。 - Python 3 エンジニア認定基礎試験
経済産業省が定めたガイドライン「ITスキル標準(ITSS)」に掲載されている民間資格です。
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