【どのように世を渡っていくか】自民党総裁選と目の前の現実に思うこと

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この記事は、何ら政治に関して言及したものではありません。ごく普通の一般人である筆者が、単に目の前の現実に関して思うことを記載したものです。

2024年9月27日投開票の自民党総裁選では、石破茂さんが5度目の挑戦で初当選しましたね。初めて挑戦したのは51歳。今回は、5度目の挑戦で67歳。このような長い道のりを経てもなお、挑戦を続けてきた姿には目を引かれます。

より身近なところに目を向けると、私たちが普段働く職場でも、定年を間近に控えながらも、会社一筋で情熱を注いでいる人を見かけることがあります。

今の時代、働き方や生き方が多様化していますが、ひとつの仕事を続ける姿勢というのは、やはり大事なものかもしれません。

ひとつの仕事を長く続けることとは少し違いますが、私も20代の頃、自分が何者になるか分からず、がむしゃらに働いていました。深夜12時を過ぎるまで働くのが当たり前で、今振り返ると信じられないですが、それはわずか15年程ほど前の話です。今では、このような価値観はまったく無くなったと感じます。

一般社会では、一般的に若くして才能があり、革新的なアイデアを持っていても、たとえ少しでもリスクを感じさせる人材は、上に上がりにくいことがあるように思います。これは、任命責任を負う上級管理職がリスクを避けようとする意識が影響しているのかもしれません。ミスをしても「この人なら仕方ない」と思われるだけの信頼や実績がない人を任命すれば、任命者自身も責任を問われる可能性があるためだと思います。

この考え方には一理ありますが、基本的には平和な環境でのみ成り立つ仕組みと言えるかもしれません。変革よりも現状の維持が重視される価値観です。

こうした構造では、世代交代や新陳代謝が進みにくいという問題が見られます。しかし、現状維持が重視される環境では、この仕組みが適している場合が多いのかもしれません。若い世代がこの現実に不満を感じることは理解できますが、本当に変革が必要になる時が来れば、その時には状況が変革を命じるのだと思います。

つまり、現状においては、自分で起業したオーナー社長でもない限り、若くして大きな組織のトップに立つのは並大抵のことではないということですね。

さて、話を総裁選に戻すと、それでも今回の総裁選では、40代の候補者が2人も立候補していました。

これまでの総裁選で、40代の若い候補者が出馬していた印象はあまりありませんでしたが、実は石破茂さんも初挑戦のときは51歳、河野太郎さんも46歳だったのですね。比較的に若くして立候補していた方々も、実際にはいらっしゃったのですね。

それでも、今回、最年少総理を狙う小泉進次郎さん(43歳)や小林鷹之さん(49歳)といった若い候補者が同時に立候補したことは、変革の期待感を抱かせてくれるものでした。

お二人が今後どのように活躍していくのか引き続き注目し、勉強させていただきたいと思っています。

ですが、注目するのも良いけど、その前にまず私自身が頑張らないとね!と思いを新たにした次第です。

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