職場間のコンフリクト(対立)を乗り越えて仕事を前に進める方法|相手が言いたいこと(不満)を、こちらから先に言う


いつもありがとうございます!
社内での対立が、ストレスなんですよねー。わかります。
何でそんなことになってしまうのか。
本稿では、社内にありがちな「コンフリクト(対立)を乗り越える方法」の例を綴りたいと思います。
問題
最終的には同じ目標に向かっているにもかかわらず、会社内では部署間の対立が起こりやすいものですよね。
特にありがちなのは、急な負担増加を伴う依頼をするときです。相手にとっては「寝耳に水」ですが、会社全体のことを考えればその依頼にはある程度の正当性があり、受け手としては無理をしてでも対応しなければならない状況に追い込まれるときですね。
これに加えて、依頼者側が「自分が正しい」という態度を振りかざしている場合は、より最悪です。印籠を突きつけて「やれ」と命じられても、人はそう簡単には動かないものです。
反発が生まれ、対立が深まるばかりです。相手は、理屈ではある程度納得しつつも、心の中では「なぜ私たちがそれをしなければならないのか」という負の感情が溜まってしまいますよね。
解決方法

こうした状況では、ただ依頼を押し付けるのではなく、「相手の立場を理解している」という姿勢を明確に示すことが重要です。
たとえば、「突然の負担が大きいことは理解しています。それでも、どうしてもご協力をお願いしたいのです」といった言葉で始めるだけでも、相手の反応は変わってきます。相手の状況に配慮する姿勢が伝われば、「話を聞いてみよう」という気持ちになってもらえる可能性が高まるからです。
有効なのは、相手の不満や懸念を、こちらから先に言葉にしてしまうことです。誰しも似たような経験がある以上、相手が何を思っているかは想像できます。その核心をこちらから示せば、「理解されている」と感じてもらえます。
会議などでは、冒頭でまずこの点に触れましょう。ここが、建設的な対話のスタートラインになります。
対立の多くは、依頼者が相手の立場や感情を無視していると感じたときに起こります。「相手の負担を理解している。それでも必要なお願いだ」というメッセージを伝えることで、相手も納得しやすくなります。
なお、このとき「自分が正しい」という立場を取ってはいけません。たとえ論理的に正しくても、その主張は対話を遠ざけるだけです。
人は、正しさだけでは動きません。感情への配慮があってこそ、信頼が生まれ、協力が得られるのです。
おわりに


ご覧いただきありがとうございました。
本稿では、社内にありがちな「コンフリクトを乗り越える考え方・方法」の事例をお届けいたしました。
職場でのコンフリクトは避けがたいものですが、その対応次第で、職場の雰囲気や業務の進行スピードは大きく変わります。相手の立場を尊重し、理解を示しながら対話を進めることで、双方にとって良い結果を導くことができるでしょう。
そして、このようにコンフリクトをうまくマネジメントし、業務を前に進められるあなたは、上司や周囲からの信頼と尊敬を得ることができるでしょう。
お問い合わせやご要望等ございましたら、「お問い合わせ/ご要望」またはコメントにて、ご連絡いただければ幸いでございます。
皆様の人生がより一層素晴らしいものになるよう、少しでもお役に立てれば幸いでございます。
なお、当サイトでは様々な情報を発信しております。もしよろしければ、トップページもご確認いただけると幸いでございます。