【事例】職場間のコンフリクト(対立)を乗り越えて仕事を前に進める方法!|相手が言いたいこと(不満)を、こちらから先に言う|凡人の仕事哲学 #002


いつもありがとうございます!
社内での対立が、ストレスなんですよねー。わかります。
何でそんなことになってしまうのか。
本稿では、社内にありがちな「コンフリクト(対立)を乗り越える方法」の例を綴りたいと思います。
問題
最終的には同じ目標に向かっているにもかかわらず、会社内では部署間の対立が起こりやすいものですよね。
特にありがちなのは、急な負担増加を伴う依頼をするときです。相手にとっては「寝耳に水」ですが、会社全体のことを考えればその依頼にはある程度の正当性があり、受け手としては無理をしてでも対応しなければならない状況に追い込まれるときですね。
これに加えて、依頼者側が「自分が正しい」という態度を振りかざしている場合は、より最悪です。印籠を突きつけて「やれ」と命じられても、人はそう簡単には動かないものです。
反発が生まれ、対立が深まるばかりです。相手は、理屈ではある程度納得しつつも、心の中では「なぜ私たちがそれをしなければならないのか」という負の感情が溜まってしまいますよね。
解決方法

こうした状況では、ただ依頼を押し付けるのではなく、「相手の立場を理解している」という姿勢を明確に示すことが重要です。
「あなたの状況は理解している。その上で、何とか協力をお願いしたい」という姿勢を示すことが、コンフリクトを乗り超えるための出発点です。
この際に有効な手法の一つが、「相手の言いたいこと(不満)を、こちらが先に言う」という方法です。
このような状況では、相手が何を思っているのかは、容易に想像がつきます。誰しも似たような経験があるからです。
相手が最も不満に思っている点を、こちらから先に言葉にすることで、相手は「自分の状況を理解はしているんだな」と感じます。
話がこじれる前に、まず自分からその点を開口一番に言ってしまうのです。会議であれば、冒頭で、何よりもまずこの点を言ってしまいましょう。
ここが、建設的な対話のスタートラインです。
たとえば、「大変申し訳ございません。突然の負担増加は大変だと理解しています。ただ、これは会社にとって非常に重要な案件なんです。なんとか、○○さん(または部署名)のお力添えをいただけないでしょうか。」といった言葉で始めることで、相手の強張った感情が少し和らぎ、「少し話を聞いてみようか」という気持ちになるかもしれません。
対立の多くは、依頼者が相手の状況や感情を考慮していないと感じた時に生まれます。「相手の負担を理解しているけれど、どうしても協力が必要だ」というメッセージを伝えることで、相手も納得しやすくなります。
この際に、「自分が正しい」という姿勢を取ることは、たとえそれが事実であっても、取ってはいけません。対立を深めるだけです。
単に論理的な正しさを主張するだけでは、人はついてきませんよね。感情の理解が伴ってこそ、相手との対話が生まれ、協力を得られるようになります。
結論
あなたが大変になることは理解しているという姿勢を示す。
即ち、会議であれば、冒頭で「相手が言いたいこと(不満)を、こちらから先に言う」ことから始める。
おわりに


ご覧いただきありがとうございました。
本稿では、社内にありがちな「コンフリクトを乗り越える考え方・方法」の事例をお届けいたしました。
職場でのコンフリクトは避けがたいものですが、その対応次第で、職場の雰囲気や業務の進行スピードは大きく変わります。相手の立場を尊重し、理解を示しながら対話を進めることで、双方にとって良い結果を導くことができるでしょう。
そして、このようにコンフリクトをうまくマネジメントし、業務を前に進められるあなたは、上司や周囲からの信頼と尊敬を得ることができるでしょう。
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この記事を書いた人
- ■人生を追求する凡人■日本一安全で、気の向くままに自分の時間を過ごせる、こだわりのキャンプ場を作るのが夢■光学・機械系エンジニア(歴20年、内マネジメント10年、特許数件権利化)/副業フリーランスエンジニア■読書・文学愛好■人生は時間そのもの。ひとりでも多くの人が「より良い人生にするために時間を使って欲しい」と願い、仕事のスキルの向上、余暇の充実、資産形成を研究。■VBAアプリ開発サービス提供中(業務委託 / VBA使用経験20年)■Python愛好(歴5年)■VBAエキスパート「Excel VBA スタンダード」(上級者向け資格)/ Python 3 エンジニア認定基礎(経済産業省「ITスキル標準(ITSS)」に掲載)