【簡単Python】開発環境に外部ライブラリをインストールする2つの方法
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「ノンプログラマー向けPython解説シリーズ」へようこそ。
本稿では、「開発環境に外部ライブラリをインストールする方法」を解説いたします。
Pythonで開発環境に外部ライブラリをインストールする2つの方法
ライブラリをインストールする方法には、大きく分けて次の2つがあります。
- グローバルインストール
- ローカルインストール
グローバルインストールは、PCにインストールされたデフォルトのPython環境にライブラリを追加する方法です。一方、ローカルインストールは、特定の仮想環境内にライブラリをインストールする方法です。
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それぞれの環境におけるインストール方法を詳しく解説していきます。
1. グローバルインストール
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前述の通り、グローバルインストールは、PCにインストールされたデフォルトのPython環境にライブラリを追加する方法です。
Pythonで外部ライブラリをインストールする際は、コマンドプロンプトを使用してインストールコマンドを実行します。
コマンドプロンプトを開くには、「ファイル名を指定して実行」(Windowsキー + R)を起動し、「cmd」と入力してOK(またはEnter)を押します。
![cmdダイアログ](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-001-png.webp)
以下の画面が立ち上がります。
![cmdダイアログ](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-002-編集済み-1024x458.webp)
次に、この画面にインストールコマンドを入力します。インストールコマンドの基本的な構文は以下の通りです。
pip install ライブラリ名
例えば、openpyxl
というライブラリをインストールする場合、以下のコマンドを入力して実行します。
pip install openpyxl
実際にコマンドプロンプトに入力すると、次のようになります。
![](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-003-編集済み-1024x458.webp)
コマンド実行後、次のメッセージが表示されれば、インストールは正常に完了しています。
Successfully installed ライブラリの情報
実際の画面では、次のように表示されます。
![インストールが成功したメッセージ画面](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-011-編集済み2-png.webp)
![](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/04/ポテ-004_20240414131827-リサイズ-1.png)
以上で、グローバルインストールの解説は終了です。ご覧いただき、ありがとうございました。
2. ローカルインストール
![](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/PA112088_resized_cropped-png.webp)
ローカルインストールとは、特定の仮想環境にライブラリをインストールする方法です。
Pythonでは、プロジェクトごとに仮想環境を利用してライブラリを管理することが一般的です。これにより、プロジェクトごとの依存関係を分離でき、他のプロジェクトやシステム全体に影響を与えることを防ぎます。また、仮想環境を使うことで、必要なライブラリを一元管理できるため、環境の再現性が高まり、プロジェクトの共有やチームメンバーとの協働がスムーズになります。同じ設定を別のデバイスでも簡単に再現できる点も大きなメリットです。
このセクションでは、仮想環境にライブラリをインストールする手順を解説します。
まず、前のセクションと同様に、コマンドプロンプトを起動します。コマンドプロンプトを開くには、「ファイル名を指定して実行」(Windowsキー + R)を起動し、「cmd」と入力してOK(またはEnter)を押します。
![cmdダイアログ](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-001-png.webp)
次の画面が表示されます。
![cmdダイアログ](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-002-編集済み-1024x458.webp)
次に、仮想環境を作成するコマンドを実行します。仮想環境を作成するコードの基本構文は以下の通りです。
python -m venv 仮想環境名
このコマンドは、Pythonの標準モジュールであるvenv
を使用して、指定した名前の仮想環境を作成するという意味です。
仮想環境名は、ユーザーが自由に設定できる任意の名前を使えます。ここでは例として「myenv」という名前を使用します。実際の画面に入力する場合は、次のように表示されます。コマンドを入力後、「Enter」を押してください。
![仮想環境実行コマンド](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-004-編集済み-1024x458.webp)
しばらくすると、次の画面が表示され、指定したパスに仮想環境用のディレクトリが作成されます。処理には少し時間がかかることがあるので、慌てずに待ちましょう。
![仮想環境実行コマンド実行後](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-006-編集済み-1024x458.webp)
![仮想ディレクトリ](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-005-編集済み2-1024x702.webp)
次に、作成した仮想環境をアクティブにします。ライブラリをインストールするには、仮想環境をアクティブにする必要があります。
仮想環境をアクティブにするには、まずカレントディレクトリを仮想環境のディレクトリに移動します。ディレクトリを移動するためには、cd
コマンドを使用します。構文は次の通りです。
C:\Users\your_directory>cd myenv
実際の画面は次のように表示されます。
![cd実行画面](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-007-編集済み-1024x458.webp)
次に、仮想環境をアクティブにします。仮想環境をアクティブにするためのコマンドは以下の通りです。
C:\Users\your_directory\仮想環境名\Scripts\activate
実際のコマンドプロンプトの画面は、次のように表示されます。
![activateコマンド](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-008-編集済み-1024x458.webp)
仮想環境がアクティブになると、画面は次のように表示が切り替わります。
![Activate後の画面](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-009-編集済み-1024x458.webp)
以降の操作は前述のセクションと同様です。仮想環境内でインストールコマンドを実行します。
![仮想環境でのインストールコマンド実行画面](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-010-編集済み-1024x458.webp)
インストールが完了すると、次のように表示されます。
![](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/10/20241017-011-編集済み-1024x458.webp)
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以上でローカルインストールの解説は終了です。ご覧いただき、ありがとうございました。
おわりに
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![](https://jitsuyogaku.com/wp-content/uploads/2024/04/ポテ-004_20240414131827-リサイズ-1.png)
ご覧いただきありがとうございました。
今回の記事では、「開発環境に外部ライブラリをインストールする方法」を解説いたしました。
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